除雪機の雪を飛ばすブロワのロックボルトの交換で、ボルトがうまく穴に入らないとお客様からの連絡で訪問しました。
新しいロックボルトを取付しようとブロワを見ると、ボルトの取り付け穴が変に広がっていて、何とか取付しましたが位置がズレてる状態が気になります。
(ロックボルトが緩んでガタつきのある状態で使用するとボルトの穴が摩耗して大きくなります)
さらに動作確認のため除雪部を回すと何だかゴロゴロとブロアシャフトのあたりから変な音がするのでサービス工場での修理が必要と説明をした後、除雪機を持ち帰って修理にとりかかります。
除雪部全体を外してオーガとブロワも外し、ブロワ軸を抜いてベアリングを点検するとすごいガタつきです。
通常は新しいベアリングに交換して済む修理ですが、ガタつきの振動でベアリングが固定される軸の位置も磨耗で若干細くなっており、このまま新しいベアリングを取付しても固定されずに軸が暴れてすぐベアリングがダメになります。
今回の細くなった軸は加工が可能な程度なので、摩耗した軸に数カ所肉盛りした後にヤスリ等で修正をし、広がったロックボルトの取り付け穴も肉盛りしてから丸ヤスリで修正して修理を終えました。
加工した軸にベアリングを圧入し、駆動ベルトの状態も良好なので組み立てを済ませて動作はバッチリです(この達成感が、嬉しいんですよね!)