耕うん作業中にエンジンが止まった後、エンジンがかからないとお客様からの電話でエンジン再始動しようとしてもスターターロープが引けなくなったとの事なのでエンジンオイル量の確認を聞くと今まで全然見た事がないと・・・これはエンジンの焼き付けですね。
お客様宅へ伺ってエンジンオイル量をチェックすると・・・ほとんど無い状態で、オイル切れだとピストンやピストンリングよりもクランクシャフトとピストンを動かすコンロッドが焼き付いてくっ付いてしまいます。

焼き付けのダメージの度合いは外見からはわからないのでダメ元でエンジンオイルを入れてスターターカバーを外し、無理矢理フライホイールを左右交互に少しずつ回して動かしてみます。
(フライホイールが全然ビクともしない場合や動いても変な感触?だったら重症です)

チョットずつフライホイールが動きはじめました、汗だくで頑張って動かしてたら、だんだん軽くなってきたのでこれはイケるかも。
まだ少し重いけどスターターカバーを取り付けてロープを引くと無事にエンジンが始動して、異音もなく吹け上がりもスムーズです!(エンジン始動後に変な打音がする場合も重症で、分解修理が必要になります)

エンジンの始動や停止を数回繰り返し、数分間動かした後に焼き付いた際の金屑を出すためもう一度エンジンオイルを交換して修理完了ですが、次回は早めのエンジンオイル交換とエンジンオイル量の確認をお勧めしました。
エンジン焼き付け修理、お安く済みましたね~