エンジンが超全開?

除雪機

120110
除雪機のエンジンを始動させるとスロットルレバーの操作が出来ず、エンジン音も変だという故障修理依頼でお客様宅へ訪問しました。
スロットルレバーが低速の位置でエンジンを始動させると、エンジン回転がスロットルレバー操作の範囲をはるかに超えたすごい高回転!ビックリしました。
すぐにエンジンを停止しましたが、このまま使用するとすぐに壊れてしまいそうですね。
スロットルレバーとケーブルは異常無しですが、エンジンに燃料をおくるキャブレターにあるエンジン回転を調整するスロットルバルブが固着して制御が出来ない状態になっており、これは古くなった燃料を使用したのが原因です。
通常このバルブは手で動かせば何の抵抗もなくスムーズに動くのですが、劣化した燃料が固まってスロットルがロックしてビクとも動きません。
スロットルバルブの可動部にキャブクリーナーをしみ込ませて何分か時間をおくと、少しずつ動くようになってきました。
スムーズに動くまでバルブの可動する付近をキャブクリーナーを数回吹き付けながら手でバルブの開け閉めを何度も繰り返して動かして、スムーズに動くようになったらパーツクリーナーで良く洗い流して修理を終えました。(コレが結構、疲れます)
あまり頻繁に使用しない機械で古くなった燃料ばかり使っているとメーカーや機種を問わず、このような故障が発生する事があります。
もしもエンジン始動直後にエンジンが高回転になってスロットルレバー調整も効かない場合は、すぐにエンジンを停止して下さい。

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