先月、ある取引先の人から国内で販売される刈払機の固定スロットルレバーが廃止され、トリガースロットルレバー仕様だけに規制されるとの話を耳にしました。
ホンダ刈払機全ての機種は2年ほど前から安全性に問題がある固定スロットル仕様の販売を他メーカーよりも先駆けて廃止し、トリガースロットルレバー仕様の安全鑑定適合製品として販売されております。
(固定スロットル仕様が好評だったので、販売店側からは反発があったようですが)
他の刈払機メーカーもホンダの安全に対する考え方に応じたのでしょうか?
トリガースロットルレバー仕様は使ってみると全然悪くないですよ!
店頭でトリガースロットル仕様のホンダ刈払機に代替えしたお客様にも「なーんだ、別に悪くないじゃん!」って好評を頂いております
話の内容で気になる事がもう一つあります
排ガス規制についてですが、今現在全ての2ストロークエンジンメーカーが生産するエンジンは環境対策のため排ガス対策のためにかかるコストの関係で若干価格が上がると予測しております
触媒を搭載した2サイクルエンジンはパワーダウンし、エンジン始動直後は触媒が暖機するまでの数分間は調子が良くないと聞きます。
自動車に例えると昭和50年代に実施された排ガス規制みたいな感じでしょうね。
当時私はまだ小学生だったのでわからなかったのですが、年配?の方から聞いた話では環境対策のために各メーカーの高出力・高性能エンジンが規制されて規制後に買った車は全然パワーが出なかったとか、2ストロークエンジンのジムニーが廃止しされたとか・・・
今回の環境規制は2ストロークエンジンが対象で、主にホビーユーザー向けの安価タイプの刈払機やチェンソーにはマフラーから排出されるのを防ぐ触媒という部品が装着されますが構造上、エンジン始動直後は暖機運転が必要で重量も重くなり、馬力も以前のタイプと比較して出ないそうです。
ホンダ刈払機のエンジンは、燃料がガソリンの4ストロークエンジンですので構造上、触媒を搭載しなくてもクリーンな排気で厳しい排ガス規制をクリアしておりますので問題無しです。
ホンダは刈払機だけではなく全てのエンジンも世界中で使用される事を前提に製造しているので環境対応クリアしております(さすが!世界のホンダですね)