中古ホンダ除雪機HS970の整備が完了しました。
デジカメで撮影するとどうしても現物より良く？写りますね、意味はデジカメの特性上、ちょっと色あせた箇所も色合いが綺麗に補正されてしまうのです。
現行型のHS97Oとの違いは
・クローラの巾が少し狭い
・シューター(投雪部)が1段
・シャーボルト保護装置無し等です。
動作点検すると現状のまま問題無く使えるし、外観は除雪部の塗装のはがれや何度もサビ止めに補修塗装した跡があり、それなりの状態ですが、まだ古くない機種ですのでこだわりで出来る限り綺麗な状態でお客様にお渡ししたいので完全整備しました。
田植機やコンバイン等、農業機械を扱うプロ農家の方はある程度機械の知識があるのですが、ミニ耕うん機や除雪機等の小型機械は機械にあまり詳しくない一般家庭の方が主に使用するので特に念入りに整備します。
まずは除雪部を脱着して内部のオーガーとブロアを分解して点検しましたが、やはり完全整備して正解でした。
不良箇所は
・オーガが変形してたので修正・ブロアと共に塗装
・駆動部の取付ネジ等が磨耗してましたのでネジ類を交換
・ブロア(吹き上げ)のガタつきでベアリング交換
・除雪部を駆動するベルトに若干のひび割れを発見、ベルト交換
・除雪部下部の磨耗防止のスキッドガード(ソリ)が磨耗、左右交換
・走行部はクローラや駆動ベルトの傷みもなくOK
・エンジンは燃料タンク内部とキャブレター内部を清掃(若干の水やゴミ有り)、エンジンオイルの交換
・バッテリー取付部はバッテリー液が気化したガスで塗装が荒れていたので・再塗装と各部クラッチレバーや作動部はグリス注油
・除雪部の塗装の状態・・・サビ防止に塗られた塗装の状態がイマイチなので全塗装しましたが、シューター(投雪)部内側は後からサビ止めにに塗られた塗料と相性が悪くてちょっとイマイチかな?少し使い込んで塗装が剥がれてから再塗装したほうが良いと思います。
(整備で除雪部に使用した塗料はホンダ除雪機用純正補修塗料を使用しました)
・・・確かに！そのまま使える状態でしたが分解してみると上記のような不具合がありました。(すぐに販売しないで分解してよかった！)
現状のまま販売していれば1～2年で何らかのトラブルが起きていたでしょうね。
｢すぐ壊れた！やっぱり現状は安かろう、悪かろうの中古だったな｣なんて言われたくないですからね。
新品とは違って確かに中古はいつ・どんな故障が起きるかわかりません、でも少しでも故障が起こる確率を少なくしたいので当店での中古販売は点検・整備渡しが条件です、現状渡しでの販売はしておりません。
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