小さい耕うん機を見に来店されたお客様が、奥様のためにホンダミニ耕うん機プチなFG201を購入して頂きました。
配達する予定日を伺うとトラックに積んで持ち帰りたいとの事なので、店頭で使用方法とメンテナンス方法を教えて引き渡しましたが、付属されている取扱説明書は私が直接言葉で使い方を教える事以上に、すごくいい事が沢山書いていますよと伝えております。(笑われますが)
購入して頂いたエンジン製品がお客様の車に積まれてお店から出る際に見送る私は頑張って役立てよ!って叫びたくなります(私だけ?)
お客様を見送った後は緊急の修理依頼が入ってないのでホンダガーデンにてご注文頂いて今日中に発送する耕うん機と芝刈り機を箱から取り出し、エンジンオイルの注入や燃料を入れて動作確認に取りかかってましたが、春シーズンになると今年初めての使用でエンジンが始動しないとメーカー・機種を問わず様々なエンジン製品の故障問い合わせ電話が何件かありました。
去年まで調子良く動いていたのにエンジンが調子悪いという症状で、詳しく状況を伺うと原因のほとんどは去年の燃料が入った状態のまま保管しており、抜いたとしても燃料タンク内部の燃料を抜いただけではダメなんです。
長期間使用しないときはドレンボルトを緩めてキャブレター内部の燃料を抜くか、ドレンボルトが無いキャブレターの場合はエンジンを始動させてキャブレター内部の燃料を使いきる事が必要です。(燃料タンクよりもエンジンのキャブレター内部に残っている燃料のほうが比較的に劣化しやすいと感じます)
この方法は説明書に長期間使用しない場合として記載されているのですが、説明書の最後のほうに記載されているので目を通さないのかもせれませんね。
(毎年調子良く使って頂けるように、機械屋として一番理解して頂きたい事だと思ってます)
まずは燃料コックを止めて、キャブレター内部に残っている燃料を抜いて試してみて下さい。
安全に、大事に使って下さいね。