ありがとうサーちゃん、我が家のアイドルだった君へ

プライベート

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君が我が家に来た時は娘がまだ2、3歳ごろだったかな?
俺は仕事でお客さんの家に伺った後、カミさんから車の無線から「ネコ拾った」ってしゃべっててね。
夕方、お店に戻ると本当にいるじゃないですか!かわいい君が。
第一印象は、おとなしそうな猫だなーって思いました。
でも他の家の飼い猫かもしれないってカミさんがその日は外に放したんだけど、次の日も家に来たので・・・ウチの家族の一員にしたんだっけね。(GET!)
当時、俺はまだ16歳の弟を交通事故で亡くしたばかりで、毎日悔しくて、悲しくて、死の恐怖を感じて、病んでましたね。
その後に君がフラッと我が家に来て・・・君には特別な、不思議な巡り会いのような感じがします。
娘も今年は高校を卒業、家に来た時から毎晩娘の布団でいっしょに寝て、幼少時代をいっしょに生きてくれた守り神のようです。(俺たちにとっても・・・でも、俺の布団に来た時は1回ぐらいしかないような・・・)
そして、みんなをいつも癒してくれたね、楽しい日・楽しい日・疲れた日・辛い日・悲しい日・・・どんな日だって君を見ると・・・癒されました。
一度だけ他の仔猫を一時預かりして家に置いた日はすごく仔猫に威嚇してたけど、お母さんになったことも無いくせに2日目はちゃっかりおっぱい飲ませてやがんの!さすが母性本能だ。
君は一度だけ子供を生んだよね、立派なお母さんにもなって、仔猫は里親さんも喜んで引き取っていきました。
その後、長生きしてもらいたいし、仔猫の里親さんを見つけるのが大変なので避妊手術したんだよね。
君が家に来て10年すぎた頃、人間に例えればお婆さんだよって周りの方々に言われて以来、でもいつかは・・・だから大切に接しようって家族みんなでかわいがりました。
(でも、君を撫でるときはいつもこういう日々がずーっと続けばいいなーって強く願う毎日でした)
君の体がおかしいと気付いたのは去年の秋だったね、片方の黒目が昼間も大きくて、病院に行ったら老猫特有の緑内障だって。
それよりも腎機能が悪いと言われて、人間が飲むようなカプセルの薬を毎日がんばって飲んだよね(カミさんが飲ませるの上手くてね)
そして、日増しに痩せて、食欲もなくなり・・・何年も前から、いつか、こういう日が来ると覚悟はしていたけど。
前日は、歩くことも出来ず、トイレにも行けなくなり、いつも寝たきり・・・最近は意識もうろうで足が冷たい、突然のケイレン・・・ガンバレって言いたいけどもう、つらい思いはさせたくないので、君はホントにすごいねって心の中で褒めてました。
前日娘とカミさんの二人で君をずっと触って見守って、朝はみんなで君の体を撫でてあげて、俺とカミさんは仕事へ出掛けて間もなく・・・君は娘のそばでとうとう天国へ行ってしまい・・・言葉に出ません、泣きたいけど泣くときは一人で泣きたい。
寝たきりになってから、いつも今夜が最後かも知れないって思いながら君を撫でたけど、悲しいね、辛いね、でも、仕方が無いんだよね。
その日のうちに火葬しました。
骨になってしまうと、ほんの少しだけ、諦めがついたような気がします。
何度笑わせてもらっただろう、何度癒してくれただろう、君と巡り会えて本当に、毎日楽しかったよ!ありがとう!君がいたおかげで家族みんな、毎日とても楽しかったよ!
・・・明日は2月22日、ニャ-ニャーニャーで猫の日です。

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